7月も下旬となり子供たちは夏休みが始まりましたね!院内も子供たちの元気な声が聞こえます
さて、7月12日~15日は臨時休診しまして、私、院長は国際外傷歯学会世界大会(WCDT2024)に東京へ行ってきました。
歯の外傷は転倒など日常生活で起こり、当院にも歯が折れた、欠けた、抜けたお子様が多く来院します。
大人でも事故などで歯が折れたとの来院があります。
永久歯は生え変わることがありませんので、初期対応が今後の外傷を受けた歯の寿命を決める事になります。
外傷の程度は色々ありますが、特に皆さんに注意していただきたいことは、歯が抜け落ちた場合は根の部分は極力触らず、
自分で差し戻せるならば戻していただくか、抜けた歯を牛乳に浸して乾燥をさせずにできるだけ速く歯科医院に行って下さい。
また、歯が欠けた場合は、欠片が見つかる場合は持ってきてもらうと再着が可能な場合があります。
今回の学会には世界的に有名な根管治療(いわゆる神経の処置)の歯科医師の講演もあり日々の臨床でも活かせる話題が多くありました。外傷歯治療の処置には根管治療の知識が多く必要とされているのです。
歯牙外傷は、突然に、たまにしかありませんが、初期対応を誤ると一生歯で苦労する結果となることもあります。
出来る限り、外傷から歯を守る仕事を丁寧にしていきたいと思います。
今回の学会には57か国から参加しており、海外の興味深い発表も聞けることができました。
久しぶりの学会参加は、とても有意義な4日間でした。