子どもの歯を守るために親ができる5つのこと ~乳歯の時期こそ、生涯の歯の健康を左右します~

こんにちは。野々市市のかわはら歯科医院です。
「小さな乳歯は、やがて生え替わるから大丈夫」と思っていませんか?実は、乳歯の時期こそ“生涯の歯の健康”を育む大切な時期です。
乳歯には「噛む」「話す」「あごを育てる」といった役割があり、むし歯やトラブルがあると永久歯の歯並びや発育に影響することもあります。
そこで今回は、親としてお子さんの歯を守るためにできる5つのポイントをお伝えします。お子さんの歯を大切に育てたい方は、ぜひ参考にしてください。

1. 食後の歯みがき習慣を早めにスタート

乳歯が生え始めたら、まずは清潔なガーゼでやさしく拭うところから始めましょう。歯ブラシに慣れてきたら、朝と夜の歯みがきを習慣に。

3歳ごろからは子ども自身が歯ブラシを使い始めますが、しっかり磨けるのは小学校低学年以降です。それまでは毎回「仕上げみがき」を行いましょう。

特に夜の歯みがきは重要です。就寝中は唾液の量が減り、むし歯菌が活発になりやすいため、寝る前のケアは忘れずに行うことが大切です。

2. 甘いものの“量”より“頻度”に注意

「甘いお菓子=むし歯の原因」と思われがちですが、実は大切なのは“食べる頻度”です。

一日中ダラダラとおやつやジュースを口にしていると、お口の中は酸性状態が続き、むし歯のリスクが高まります。おやつは時間を決めて、食べた後にうがいや歯みがきをする習慣をつけましょう。

また、むし歯になりにくいおやつとして、チーズやヨーグルト、果物、ふかし芋などを取り入れるのもおすすめです。

3. フッ素でむし歯予防をサポート

フッ素には歯を強くし、むし歯を防ぐ効果があります。子ども用の歯みがき粉にも含まれており、毎日のケアに取り入れることができます。

さらに、歯科医院でのフッ素塗布は家庭用よりも高濃度のものを使用するため、より予防効果が高まります。野々市市や金沢市でも、お子さんの定期的なフッ素塗布を行っている歯科医院が多くあります。
「フッ素は安全?」と不安を感じる方もいらっしゃいますが、適切な量で使用すれば問題ありません。心配な点があれば、ぜひ当院にご相談ください。

4. むし歯になる前の「定期検診」が大切

「むし歯になってから歯医者へ行く」ではなく、「むし歯になる前」に通うことが大切です。定期検診では、歯の生え方や噛み合わせ、むし歯の早期発見、クリーニングやフッ素塗布などを行います。

子どものむし歯は進行が早く、痛みを感じた時にはすでに大きく進んでいることも。半年に1回程度の検診を目安に、予防のための受診を心がけましょう。

また、小さい頃から歯科医院に通うことで、「歯医者=怖いところ」というイメージを持ちにくくなり、歯医者嫌いの予防にもつながります。

5. 歯みがきが楽しくなる工夫を

「子どもが歯みがきを嫌がる」という声もよく聞きます。そんなときは、歯みがきを“楽しい時間”にする工夫を取り入れてみましょう。

たとえば…

  • 好きなキャラクターの歯ブラシを使う
  • 歯みがきの歌やアプリを活用する
  • 親子で一緒に鏡の前で歯を磨く
  • 歯みがきカレンダーにシールを貼る

「できた!」「楽しい!」という成功体験の積み重ねが、自然な習慣づけにつながります。

おわりに:毎日の習慣が未来の笑顔を守ります

乳歯のケアは、将来の歯の健康への第一歩。かわいい乳歯を守ることが、笑顔あふれる未来への投資になります。

かわはら歯科医院では、お子さんの年齢や成長段階に合わせた予防ケアをご提案しています。野々市市・金沢市エリアで小児の定期検診やパウダークリーニングをご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

親子で楽しく通える歯科医院として、皆さまのご来院をお待ちしております。